さとさんの投資ブログ

米国市場で投資をしています。恐怖指数(VIX)を利用したETFで確実に利益を上げるための方法を研究中です。

覚えておきたい相場を左右する米国の経済指標一覧

米国市場で取引をする上で、どうしても知っておきたいのは経済指標です。

細かいものを上げれば切りがないのですが、相場に影響が大きい重要な指標を紹介したいと思います。

雇用統計
労働省が全米の企業や政府機関などにサンプル調査を行い、米国の雇用情勢について10数項目の統計を発表するものです。
雇用情勢の推移は個人所得や個人消費にも関係するので、景気への影響が大きいです。
中でも「米国非農業部門雇用者数」と「失業率」の2項目は金融当局の政策決定にも影響するので注目です。
毎月第1金曜日の夜(日本時間)に発表されます。

米国非農業部門雇用者数
非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿をもとに集計しています。
対象は自営業、農業従事者を除く約40万事業所の従業員数約4700万人で全米の3分の1程を占めると言われています。

失業率
労働の意思があり軍隊従事者、服役者を除く16歳以上の男女を対象に、失業者を労働力人口で割ったものです。

国内総生産GDP)
米商務省経済分析局が発表する国内で生産されたモノやサービスの総量です。GDPの伸び率が経済成長率につながります。
速報値、改定値、確定値の順に発表されますが、1月、4月、7月、10月の速報値が一番相場に影響を与えます。

中古住宅販売件数
全米不動産協会が発表する、中古住宅で所有者の移転が完了したものの数値です。
米国では新築よりも中古物件の販売が数倍大きく、サンプルサイズも全米を網羅することから市場の注目度は大きいです。

消費者物価指数
全米の人口の大半を占める都市部の一般消費者が平均的に購入する商品やサービスを固定して総合的に物価がどのように変動したかを指数で表したものです。
季節要因の大きい食品やエネルギーを除いた「コア」と呼ばれる指数が特に注目されます。
FRB連邦準備制度理事会)の金融政策にも影響するので市場も注目しています。
毎月13日頃東部時間8:30(日本時間:前日6:30)に発表されます。

ISM製造業景況指数
米供給管理協会が発表する製造業の景気転換先行指標です。
300を超える製造業企業へのアンケートをもとに指数を算出しているので、企業が実感している景況感を反映したものといえます。
毎月発表される米国の主要指標の中で最も早く発表されるので注目度は高いです。
一般に数値が50を上回ると景気拡大、下回ると景気後退と判断されます。

ISM非製造業景況指数
上の「製造業景況指数」に対し、サービス業などの非製造業を対象にしたものです。
結果の見方は「製造業景況指数」と同様です。

まだまだ、市場に影響のある経済指標はありますが、各証券会社の経済カレンダーにまとめてあるのでぜひ活用してください。